Prestuplenie i nakazanie 2



   「ハイッ、OK!  次は2人のショット撮ります」

   彼が歩きにくそうにマントの裾を操ってオレの隣に立った

   「向こうから見てると本当に、ヒロ人間じゃないみたいだよ」

   「そう?カッコイイ?」

   ライトをセッティングし直す間、いつもと変わらぬ言葉を交わす

   「うん。 カッコイイよ」

   「でしょう?」

   オレの言葉に苦笑を零す君  このまま穏やかに時間が過ぎてしまえばよかったのにね



   「もうちょっと、寄ってくれるかな」

   カメラマンの注文が飛ぶ

   「こうですか?」

   男同士のユニットにしては、オレ達の写真は妙に密着度が高い 

   他からそんな噂を聞かされた事もある

   どんなに近づいても目線はカメラを見るか、互いにあらぬ方を向くようにと指示が飛ぶ

   でも、気付いてしまえば間近にある彼の睫の数も数えられるほど顔を寄せ合っている

   「近いね・・・」ポツリっと彼が呟く

   「ホント・・・」オレもポツリっと返す

   髪も・・・肩も・・・腕も・・・胸も・・・隙間がないくらい密着していた

   微妙に彼の腰が引けているのに目が行った

   マントの下の衣装がいつもより身体にフィットしているからね

   ・・・フゥン・・・気になるんだ

   眩しい光に照らされてもう何百枚目になるのか分からないシャッター音がスタジオに響き渡る

   「次はさ・・・・ヒロが前からマントで大ちゃんを隠すようにしてみようか・・・」

   「前から・・隠す・・・ですか?」

   「そう・・・ヒロが後を向いて大ちゃんの首から下をマントで・・・そう、そんな感じ!」

   向かい合って抱き合うようにして広げたマントで大ちゃんを包み込むようにしなければならない

   「・・・で、大ちゃんだけ視線こっちに向けて、ヒロは横顔見せてね」

   あきらかに彼の動揺が見られる

   ・・・だって隠してるマントの下ではオレは本当に彼を抱きしめているんだから

   オレは下半身を彼の下半身に密着させた

   薄い布地を通してオレ自身の感触が伝わっているはずだ

   彼は何事もないお綺麗な顔でカメラを見つめている

   グッっと身体を一歩押し出した

   思わず彼が目を瞑った

   「どうした?」

   ファインダーを覗いているカメラマンの動きが止まった

   「大ちゃん、どうしたの?」

   オレも何食わぬ顔で尋ねる

   「すいません・・何でもないです」

   目の縁を紅く染めた彼がキっと睨みつけてきた

   ・・・あの時の乱れた姿を思い出させるね

   「ヒロ・・・やめて・・・」

   誰にも聞こえない小さな声でオレに懇願する

   「何で・・・?」

   オレは更に角度を変えて自身を彼の腰骨に擦り付けた

   マントの下で抱きしめている彼の身体が震える

   ・・・こんな馬鹿げた事はもうやめろ!と頭の中でオレが叫ぶ  でも止まらないんだ

   彼の様子がおかしい事にマネージャーが着付いた

   「すいません・・・ちょっと休憩お願いします」

   「そうだね・・・OK!ちょっと休憩しようか」

   カメラマンやスタッフがそれぞれに飲み物を置いてある所や外の空気を吸いに散らばって行く

   マネージャーがオレ達の所に飛んで来た

   「どうしたの?様子が変だけど大丈夫なの」

   「うん・・・ゴメンネ。ちょっとお手洗い行って来るね」

   彼はマントを脱いでマネージャーに渡し、小走りでスタジオから出て行った

   「ヒロ・・・お水」

   「ありがとう」

   マネージャーが差し出した水をオレは一気に飲み干した

   「ダイスケ・・・何かあったの?一番近くで見ていてどう?」

   「さぁ・・・今日はライトが強すぎるかな・・・、それとも余程トイレに行きたかったのかもね」

   ・・・あのまま彼は一人で処理するんだろうか?

   「オレもトイレ行って来る」

   引き摺っているマントをマネージャーに渡してスタジオを出た


   「すいません、お待たせしちゃって・・・」

   アベはカメラマンに頭を下げた

   「良いよ・・ちょっと休もうと思っていたからさ。

   彼らデビューして半年だっけ?2人共良い表情するようになったよ。

   アサクラくんは一本芯があるのにそれを包み込むような柔かい印象だし、

   タカミくんは獲物を狙う野生の目を持ってるしね。

   『柔と剛』って言うのかな・・・これからますます楽しみだよね」

   「ありがとうございます」

   アベは再び深く頭を下げた

   ・・・それにしても

   アベはスタジオの外へと視線を彷徨わせた



   白い壁が長く続く廊下の突き当たりにトイレはある

   「お疲れサマです」

   一人のスタッフと擦れ違って、後には誰もいない事を確認した

   一つだけ閉ざされた扉の向こうにいるのは彼だろう

   「大ちゃん???」

   試しに声をかけてみる

   「な・・何?」

   わざと張り上げた声

   「アベちゃんが心配してたから様子見にきたよ・・・大丈夫かってさ」

   「ありがとう。でも大丈夫だって伝えてくれるかな・・・」

   一枚ドアを隔てた会話がもどかしい

   「じゃあ・・・オレここで待っててあげるから早く出てきなよね」

   彼がドアの向こうで慌てている



   「ねぇ?大ちゃん・・・・まだ途中なの?」

   「何・・・何のこと?」

   小さく息を飲む音が聞こえた

   「自分でさ・・・触っているんだよね?  オレのを思い出して・・・勃っちゃった・・?」

   ・・・今、目の前に鏡があったらオレはどんな顔をしているんだろう


   「楽しいの・・・」

   「何?」

   「ボクの事・・・追い詰めて楽しい!?」

   オレに声を荒げる彼なんて初めてだ  でも弱々しぎて悲しいくらい

   「オレが何かした?」

   平然と追い詰めるオレ

   「・・・・」

   言葉にするのも躊躇われるのか二の句が告げられずにいる

   「ワザとやってるくせに」

   「オレは何もやってないよ。それよりさ、言いたい事があったらそこから出て言えば?」

   観念したのかトイレのドアが少し開いた、その瞬間オレは隙間に足を滑らせて

   身体を中にねじいれた

   素早く後手で鍵もかける

   「ちょ・・・ちょっと!ヒロ!」

   黙って彼を壁の隅へと追いつめる

   半分泣きそうになりながらも手を突っぱねてオレの身体を遠ざけようとするけれど,

   力はオレの方が強いに決まってる

   「お願いだから・・・離れて」

   「さっきさ・・・興奮してたよね・・・だから急いでトイレに来たんでしょう」

   オレの手は彼の下腹部へと動いた

   たやすく手の中に彼自身を感じる事が出来た

   「いや・・・やめ・・・あぁ・・・」

   そんな抗う声など聞こえないようにオレは衣装のズボンのウエストから手を差し入れ

   下着の中の彼自身に直に触れた

   「あぁ!」

   一際あがった声は彼の快感をオレに伝えてくれる

   「やめて・・・・ひどい・・・」

   「やめて良いのかな・・・早く出さないとスタジオに戻れないよ」

   厭らしくズボンの中の手は柔かく揉みしだいた

   強く握る度にあがる彼の声にオレも追い詰められていく

   快感で失われていく呼吸を整えるように開かれた紅い唇

   ・・・あぁ、いつもオレが見てる夢の続きのようだ  ココで目が覚めてしまうんだよな

   手の中の彼を上下に扱きあげた

   「う・・・・」

   声にならない呻き声をあげかけた紅い唇にオレは思わずムシャぶりついてしまった

   彼が声をあげたら夢が終わってしまう気がして・・・

   ・・・なんてひどい事をしているんだろうとオレが言う

   ぶつけられた唇をこじ開けて逃げ惑う舌を探し当てる

   自身への快感と口内を犯されている感覚に彼はマヒしてしまったのか

   オレのされるがままになっていた

   時折、零れる涙が綺麗で  オレはもっと君を残酷に追い詰めたい

   「ヒロ・・・もう・・衣装が汚れる・・・・」

   立っていられない様子で射精が近い事が分かる

   一旦、オレは手をズボンから引き抜き、ペーパーを2,3回手に巻き付けて

   再び勃ち上がった彼自身を包み込んだ

   「これで大丈夫・・・出しても良いよ」

   コクンっと頷いた彼は軽く扱いたオレの手の中で弾けた

   「大丈夫・・・大ちゃん?」

   こんなヒドイ事をしておいてよくも労われるな   自分に反吐が出るよ

   でも・・・コレだけじゃ終われない

   激しく胸を上下させて息を整えている彼の手を自分のモノへと導く

   「何?」

   お願いだから怯えないで

   「何って・・・自分だけ気持ち良くなってズルいじゃん  オレも気持ち良くさせてよ」

   訳が分からないと彼の瞳がオレを見つめる

   「簡単に気持ち良くなる方法あるでしょ・・・大人なんだから知ってるでしょ?ココ・・・」

   オレは人差し指をカレの紅い唇に添えた

   「咥えるのは男でも女でも関係ないよ・・・目つむるから」

   「それは・・・」

   「・・・・・・・・・・・」

   小さく首を振る彼の耳元でソレを告げた

   見開かれた瞳がやがて、あきらめの色に変わって・・・

   オレが今度は壁を背にして立ち、カレは腰の辺りに跪いた

   剥き出しになったオレの下半身に彼が顔を寄せてきた

 

   「オレ・・・見てたんだよ。何もかも・・・」

 

   切り札って・・・こんな事に使うものだったっけ?

 

   『大ちゃん・・・ゴメン』 心の中でオレは呟く




 

 

**************************************to be continued


       

 

 

アララララララララ・・・・どうしましょう(-_-;

ヒロがダークに走っています(汗)

どうなって行くんだろう?ってか、このサイトにはNGなんじゃないか、これは?

良いのかな?良いのかな?(誰も読んでいないかも?それはそれで悲しい)

                           suika

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