君のオデコ

 

ありとあらゆる機械に囲まれて嬉しそうに音をあやつっている君。

オレはガラス越しにそれを見ているだけ。

だって・・・そこは君の聖域だから入っちゃいけないんだよね。

オレが君の音に文句を付ける事なんて絶対にないし、文句を付ける隙もないくらい完璧。

「ちょっと待っててね・・・・」

さっきオレが書いた詞を見せた途端、また違うフレーズが浮かんでしまったらしく

君はすばやくその聖域に入ってしまった。

オレの詞を一言一句変える事無く曲を作り変えてしまう・・・

不思議な人。

ここから見てると百面相だよ。

・・・自分が作りたい音が出来た時・・・

・・・納得出来ない音の時・・・

顔をくしゃくしゃにして笑ったり、眉間にしわを寄せたり、目を閉じて悦に入ったり・・・

見ていて飽きない人。

ふと、顔をあげてオレと目が合った。

それはそれは嬉しそうに微笑むから、つられてオレも微笑んでしまう。

音は聴こえないけど、最高のモノが出来たんだね。

今すぐにでも、そこから出てきてくれないかなぁ・・なんて思っていたら

あ・・・MD持って走ってくるよ・・・

「ヒロ〜〜〜〜出来たよ!聴いて、聴いて!」

『うん・・ちょっと待って』

君の髪が乱れて、普段は見えていないオデコがちょっと見えてる。

乱れを直す振りをして、顔を近ずけて・・・・キスをした。

長い・・長い・・オデコへのキス。

頭には神様が宿るから、一番神聖な場所だと聞いたことがある。

だから・・・・・

尊敬と、憧れと、優しさと、強さと、愛と、オレを全部、君に捧げよう。

君も目を閉じてキスを受け止めてくれる。

「ありがとう」

長いキスから君を解いてそっと髪を直してあげた。

見せない所にオレを刻んで・・・・。

『歌ってみる?』

「うん」

 

*****END****


すいません・・・また蜂蜜入り砂糖水飲んでください(苦笑)

「無添加」のオデコ大ちゃんは、かなりツボですねぇ(*^_^*)

私がキスしたいのです・・・(悦)

ヒロ視点からのが書きやすいのは私が『S』だから???

「彼」ではなく「君」です・・・だってヒロの詞は全部「君」!

ネットライブであんなシーン見せられたら私だって砂糖吐く!!!

                        suika

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送