敏腕マネージャーの苦悩
「ねぇ・・アベちゃん」
《何?》
「ヒロ・・今頃、何してるかな?」
その言葉を朝からもう何度も聞かされているアベは読んでいた資料を机に叩きつけた。
《・・・さっきから何?ココにいるのが私なのが気に入らない訳?!》
その剣幕にダイスケも小さな身体を更に小さくした。
「そんな事ないよ・・・やらなきゃいけないお仕事があるのは分かってるよ」
《じゃあ!そのお仕事をちゃっちゃっと終わらしてくれない?》
暫くはスタジオに篭ってカチャカチャしていたダイスケだったが、
おもむろにスタジオから出て来てアベの隣に座った。
「ねぇ?アベちゃ・・・・」
《ストップ!!それ以上言ったら殴るわよ》
アベの手の平がダイスケの目の前で止まった。
「えぇ!僕、何にも言ってないでしょ?!」
《聞かなくても分かるわよ。ヒロでしょ?》
「・・・違う。何か飲む物がないか聞きたかっただけ」
《嘘おっしゃい・・・顔に書いてあるわよ。ヒロはどこ?って》
アベはダイスケをからかうつもりだったのに、ダイスケの顔がみるみる赤くなっていくのには呆れた。
《ハァ〜〜〜〜何であんた達は違う仕事の事も知っていないとダメな訳?いやでも明日には会えるんでしょう?》
ダイスケの表情が変わった。
「あんた達って?」
《さっきからダイスケの携帯が鳴りっぱなし。着信見たら分かるわよ。》
アベの言葉が終わらない内にダイスケは携帯を置いてある場所に飛んで行き、着信を見ては嬉しそうに微笑んだ。
そのまま、スタジオの隅でリダイアルを押している。
「もしもし・・ヒロ。うん・・もうすぐ終わる。そっちはどう?・・・うん・・でさ・・」
幸せそうな笑顔で話しているダイスケを見ながら、
・・今日はもう終わらせてあげても良いか・・・と考えていた。
しかし・・ダイスケとヒロの電話デートが何時間も続いたら話は別である。
仲良しユニットのマネージャー、アベの苦悩は続く・・・・。
*****END*****
スイマセン・・・いきなり書きたくなって5分くらいで書いてしまいました。
いつにも増して駄文です(^_^;)
本当にアベマネと大ちゃんの不思議な関係が謎ですよね。
彼女はaccessと言うユニットの全てを知っているのですから。
私的な部分はともかく公的な部分は全て、特に大ちゃんは「私的」な部分をも知っている気がします。
suika
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