夏の天使
「びっくりしたね」
「うん・・・ちょっと焦った」
名古屋イベントが終わった楽屋でオレと大ちゃんは2人だけになりさっきの出来ごとを思い出す
『ヒロのお嫁さんになりたいのですが、どうしたらいいですか?アサクラさん』
そんな質問をされて
「ここで本当の事言っちゃうか?って思ったんだけどさぁ。 一応、笑っとこうとしたら大ちゃんが・・・ねぇ?」
「だって〜」
拗ねる仕草が可愛らしい
「お嫁さんならココにいるのにって。 咄嗟に出ちゃったんだよ。 あの後必死で軌道修正したじゃん」
「あんま・・・フォローになってなかったよ」
「怒ってる?」
大ちゃんが不安げにオレの顔を覗き込む
オレは軽く笑って抱き締めてやる
「ありがとう、すっげえ嬉しかったよ。 オレは愛されてるなぁ〜って」
「ヒロ」
恥ずかしそうにオレの言葉を受け止めてくれる頬にキスをした
♪♪♪
大ちゃんの携帯がメール着信を教えた
「わぁ!ヒロ見て!」
開くなり大ちゃんが歓声をあげオレに携帯を向けた
相手は大ちゃんの妹さんからで今日は娘を預けてある
「愛に何かあった?」
不安を覚えて携帯を見れば・・・
〃お昼寝してからプールに入りました。 愛ちゃんの悩殺ポーズです〃
添付された写真にはプールの中でおもちゃに囲まれ楽しげに笑う水着姿の娘が写っている
2人で携帯を取り合いながら娘を見つめる
「可愛いね」
「ねぇ、大ちゃん。 こんな小さいのに色っぽくない?」
「ウフフ・・・パパが一番悩殺されちゃった。 ねぇ、ヒロ もしさ〜〃お子さんは?〃なんて質問が来たらどうしよう?」
大ちゃんの言葉はオレに何かを期待している響きがある
「分かってる、ちゃんと言うよ。 オレ達には大事な娘がいますって」
こんなに愛しい者達を隠し通す事なんか出来ない
「支度出来た?もう出るわよ」
アベちゃんがノックしてからドアを開け、そう告げた
「愛のところに帰ろう」
オレは大ちゃんの手をそっと握り締める
***** 終 *****
やはりあの場面は刺激されますね(*^_^*)
大ちゃんが可愛い・・・可愛い・・・可愛い・・・(エンドレス)
suika
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