Kiss and Sex

 

 

「ヒロ〜〜〜おはよう」

「大ちゃん〜〜おはよう」

ボクが事務所に着いたらヒロの車も駐車場に入る所だった  最近はボクが遅刻常習者だったのにね

玄関で歩く早さを緩めたらヒロは走って来てすぐに追いついた

横に並んだヒロを眩しそうに見つめる

「今日もカッコイイ」  つい・・・口から零れちゃった言葉

「大ちゃんだって、スッゴク可愛いよ」 ヒロは臆面も無くサラッっと言ってのける

普通の男の人って彼女とか誉めないよね    こんなに嬉しいものなのにね   誉めてあげなよ

「これってさぁ・・・端から見たら変な挨拶だよね」

「そう。可愛い人に可愛いって言っちゃダメなの?」

「・・・バカ」

いつものように優しく抱きしめてくれる・・・でも、それだけ?

「・・・どした?何、突っ立ってるの?大ちゃん・・・先に行くよ」

サッサッとエレベーターに乗ってボクが行くのを待ってる

「ヒロ?どうしてキスしてくれないの・・・」

 

エレべーターの中でも何となくボクと距離をとっているのは何故だろう・・・

「ねぇ?ヒロ・・・」

ボクの方から距離を縮めてみる

「ん?」

「何でも無い・・・呼んでみたかっただけ」

「・・・それって典型的な恋人同士の会話だよね。大ちゃん、可愛すぎ!」

笑ってボクを抱き寄せてくれるけどボクが今欲しいものはくれないの?

狭いエレベーターの中、いつもなら扉が閉まるのも待てずにキスしてくるのに・・・

待ち望んでいた唇は降りてこないまま   今日は雑誌の撮影だから我慢してるの?

ボクの気持ちも知らないままエレベーターは到着した  今日は全部がイジ悪だ!

「行くよ、大ちゃん。  膨れてる??何で??」

「なんでもない」 エスコートしてくれようとするヒロの手を振り払ってボクは歩き出した

ヒロの気持ちが分からない! ヒロなんて大ッ嫌い!

「だぁいちゃ〜ん」 ウシロできっと戸惑っているんだろうな いい気味だよ

あと何歩で事務所のドアにボクの手がかかろうとした瞬間、強い力で引き戻された

「・・・ヒロ!?」 怖くなるほどの力でヒロがボクを抱きしめていた

されるがまま今日は使われている様子の無い会議室へと連れ込まれた

さっきまでボクが欲しかったモノは優しいキスだけど・・・

       怖い  

噛み付くような口付けはボクの呼吸をも止めてしまうほど・・・

「ヒロ・・・苦しいよ・・ヒロ・・ん・・・」

「これが欲しかったんでしょ?大ちゃん?」 離した唇を目の前で舐められてボクの身体のどこかがジワリと疼き出す

「何で・・今日は会った時からしなかったの?」

「・・・たまにはオレだってしない時もあるよ」 言いながら上唇を軽く噛まれた

「ん・・・2日も会えなかったのに・・・したくなかったの?」 奪うばかりのキスじゃイヤだ  

いきおいで入り込んでしまった会議室は分厚いカーテンで薄い暗闇を人工的に造っている

誰からも見咎められる事もないと思うとヒロの背中に両手を回して自分からもキスを強請った

「んな事ある訳無いでしょ。したくてしたくて我慢するのに必死だったのに。」

「すれば良いのに」 もう何回キスしただろう・・・でもいつでも心がトキメクのは何故?

「我慢しなくていいの?・・・大ちゃんを壊してもいいの?」

ヒロに抱かれたまま壊されても後悔なんてしないよ

「教えて・・・ヒロ。」

「何を?」 ボクの唇を貪る事ばかりに夢中なヒロに囁く

「どうしてこんなにヒロを好きになってしまったのか・・・・教えてくれる?」

驚いたようにボクを見つめる・・・ボク、おかしな事言ったかな・・・

何も答えてはくれない唇はボクの項から耳たぶから首筋へとキスを繰り返す

気がつけば長い指がボクのシャツのボタンを外し始めてる・・・エッ?ここではまずいんじゃあ・・・

少しだけ抵抗した

「何で?嫌なの?ココが会議室だから?・・・・・・・・・・・・・さっきの答え知りたくないの?」

ヒロってイジ悪だ、イジ悪だ、イジ悪だ、イジ悪だ、イジ悪だ

ボクの手がパタリと長い会議机に落ちた

 

こんな所で抱かれるのはイヤだけどヒロを好きな理由が分かるのなら

「抱いて」

自分から両手を差し伸べて自ら足を開いて迎え入れよう  ボクの欲しいのはヒロだけだから

こんな時でもヒロは野獣の顔はしないんだね、優しすぎて涙が出そうだよ

シャツの前をはだけられて冷たい空気に一瞬肌を冷えさせたけれどすぐにヒロの暖かい肌が降りてきて感じるのは二人の熱さだけ

胸のピンク色の突起を舐められて声が出そうになる  二人だけの空間じゃないから声は出せない

「ふん・・あ・・ヒロ?いつ答え・・・あ・・教えてくれるの・・・ダメ・・・」

指と舌で責められたらおかしくなると目でヒロに訴えてみるけれど無駄だろうな

「おしえてあげるから・・・声、出して・・・・」 舌は胸からおへそを攻めはじめた

「イヤだ・・・絶対、イヤだ」 ささやかな抵抗は見せないと付け上がるから年下は困る

「そう・・・強情なんだね」 カチャカチャとズボンのベルトを外し、ファスナーを下ろす手際の良さはどうなの?

下着に手をかけて下ろす間も舌は休んではくれなくて・・・ボクの弱い部分を攻め立てる

「ヒロ・・・ヒロ・・・もう!イヤだ・・・」 抗う声が高くなる  自分の声に驚いて口を手の甲で塞いだ

「イイ声だよ・・・大ちゃん・・・もっと聞かせてくれなきゃ・・・教えられないよ」

「やぁ!」 ヒロの手で下着から自分自身を曝け出される感覚に声を我慢する気持ちが吹き飛んでしまった

自分では得られない奥深い快感はヒロの手だからたやすく得られるものだと抱き合う事で知った

「大ちゃん・・・好きだよ・・・」 その声でボク自身を扱きながら囁かないで  それって快楽な拷問だよ

「あぁ・・・ん・・!」 登りつめて登りつめて欲を吐き出す瞬間はヒロがキスをして声を出せなくしてくれた

 

「大ちゃんがイク時の顔・・・すっげえ好き・・・可愛いもん・・・」 上がってしまった息を整える間も身体中を愛撫される

頬にキスされて目を開けるとヒロの顔がすぐソコにあって愛しさが込み上げて溢れそうになってくる

「ヒロ・・・答え・・・」

「ごめんね、イジ悪して。教えてあげる」

「ううん・・・もうイイ。どうしてヒロを好きになったのか・・答えなんて無くてイイ」

「オレ、大ちゃんを好きになったのに疑問なんて持った事ないから・・・初めから答えなんて無かったよ。もし・・・・どうしても答えが聞きたかったら」

「たら?」

ヒロがボクの手を自分の胸に導いた

「胸?」

「ハァト!ココが大ちゃんを選んだからオレは愛した・・・そして、大ちゃんのハァトがオレを選んでくれたんだよね」

「愛してるよ」

「オレも」

 

「続きはしないの?」

「しても良いの?」

「声は・・・あまり出したくないかも」

「うん・・・オレも他の人には聞かせたくないかな」

ボクは手を滑らせてヒロの胸の飾りを愛撫してあげる

「大ちゃん・・・仕返し?」 くすぐったそうに胸を隠そうとするヒロとそうはさせないボク

笑い合って抱きしめ合って甘いキスを繰り返す

再び疼いているボク自身からの愛液とヒロ自身からの愛液が混ざり合ってより高い快感をボクたちに予感させる

ヒロの長い指がそれを掬い取って二人が繋がる場所へと運ぶ

ヌルッとした感触はいつまでたっても馴染めるモノではなかったけれどヒロの指があてがわれたと感じるだけで息をするのも忘れてしまう

ボクを傷つけないようになかへと入り込む指はボクを焦らすように誘うように解していく

「ヒロ・・・もう・・・もう・・・」

「何?大ちゃんの声で言って・・・」

自分が出している声の震えまでヒロが犯している自分の中の熱さを予感させてしまう

ヒロ自身が育ちきってしまっているのは太ももに当たる感触で伝わってきている  あれ?感触が・・・

いつの間にかヒロは自身にコンドームを被せていた

「ん・・・?用意してたの?」

悪戯を見られた子供のように少し目が泳いでるよ・・・ヒロ?

「これは、男のエチケットでしょ・・・自分の部屋じゃないから余計にこうしておかないと・・・大ちゃんが辛いからね」

ボクの事を言い訳にしてない?コンドームを持ち歩いているなんて

「いつでもどこでも誰とでもデキるように?」 声に棘が刺さっているみたいだ

「誰とでも・・・って。それは絶対無いって!」 ・・・じゃあ、“いつでもどこでも”はあるんだね

「何・・・嫉妬?今日の大ちゃんは忙しいね。オレをワザと煽ったり、強請ったり、嫉妬したり。そんなにオレが好きなんだ」

ニヤリと笑う顔・・・天使だと思っていたら悪魔に変わってしまった年下の甘えん坊

「そんな事ない・・・あぁ・・・」 お仕置きのようにボクのなかを探っていた指が蠢く

「・・・オレの・・欲しくないの?」 ボクの耳元にお気に入りの声で煽らないで

「さっきの続き・・・欲しかったら自分で言ってみて・・・オレにどうして貰いたい?」

言わなきゃダメ?目でヒロに訴えると楽しそうに指の数を増やして弱い部分を攻め始める

「来て・・・来て・・・ヒロが欲しい・・・」 これ以上ソレが続いたらどうかなってしまいそうだった

ヒロの背中に縋りつくように強請ると「うん・・・ありがと」可愛く答えてくれた   ずるい、今は天使になってる

 

「はぁ・・・ん・・・・」 入り込んで来るのを待つ時は歯を食いしばって耐えるしか無い

「大丈夫・・・大ちゃん・・・ん・・・ゴメン・・・」

「違うんだってば・・・ヒロ。痛いからじゃないよ・・・嬉しいから・・・ヒロと一つになれるのって幸せだから」

「うん・・・・オレも・・・スゲェ・・・幸せ・・幸せすぎて・・・イキそう・・・」

ずっとヒロも我慢していたのかな・・・自分の快楽も探しながら動き始めた

だよね・・・相手の事ばっかり気にしていたらSEXは楽しくない

お互いの気持ち良い部分を突きながら貪りあうのはダメな事じゃない

愛し合っているならそれは当たり前な事だし、誰としてもこんな気持ち良くなれないでしょ?

ヒロだから・・・ボクだから・・・

「あぁ・・・ふ・・」身体の奥にヒロの大きさを感じながら、綺麗事は言えないけどね

 

「大ちゃん・・・あ・・・」何度も揺さぶられて、何回フィニッシュを迎えてもヒロはボクを離してくれない

 

「・・・何かさ・・・SEX覚えたばかりの頃みたいに、抱いても抱いても・・・終わりが無いみたいな気がする・・ヤバいよ」

2つ年下の愛する人は我慢強くて快楽に弱くてボクの言う事なんか聞きゃしないよ

「ヒロ・・・キスして・・・」

「大ちゃん、キス好き?」

「うん・・・・ヒロの次に好き」

 

 

洋服を整えたものの、このまま事務所に入って何事も無くアベちゃん達と顔を合わせるのも躊躇われた

ヒロの車で一旦部屋に戻り着替えを済ませて事務所に戻った時にはアベちゃんの顔から笑顔が消えて

鳴り止まないカミナリを聞かされる事になった

もちろん・・・・撮影も間に合わなかった

会議室でSEXする時は着替えを用意しなければならないって     思ったのは誰だろう?

 

 

 

*************************************************END

 

 

 

エロ、エロ、エロ、エロ、エロ、エロ・・・・・・(エンドレス)

私が書くんだからエロつってもこんな爽やかなエロだけどね(^o^)丿

「爽やかなイチャイチャエロ」を目指したんだが・・・なんのこっちゃ(呆)

                              suika

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